民法

概要

民法とは、民法と呼ばれている法典そのものや、いわゆる私法における一般法の事をいいます。前者のことを形式的な民法と言うのに対して、後者を実質的な民法と言います。

公法と私法の違い

法律はたくさんの種類がありますが、大きく分けると「公法」と「私法」に分類できます。公法というのは、国や公共団体といったような公の機関が関わっている法律のことを言います。たとえば憲法や行政法の他、裁判所が関わっている民事訴訟法や刑事訴訟法が挙げられます。

それに対して私法は、公の団体が関係しない、一般的な人について定められた法律です。例えば民法や商法等があります。

民法の歴史

もともと法律というのは社会で人間が共同生活をする上での基本的なルールの一つです。そのため最早、文字よりも早く誕生した概念であると言えます。そのため古代の法というのは、「不文の慣習法」として成立しました。その後、文字が発達するとともに、成文法が制定されるようになりました。これは要するに文字で文を書いた法ということです。

そして、これらが体系的に整備されて法典となったのです。

紀元前18世紀にバビロニアで成立した「ハンムラビ法典」、これは現存する法典の中で世界で2番目に古いものです。このハンムラビ法典については民法に関するたくさんの記述がありました。

ローマ法

古代ローマで作られたものであり、十二表法というものがあったりしたのが大きな特徴です。現在ではヨーロッパ各国の法律の手本とされており、今ある法律の原点であるとされています。

フランス民法

ローマ法を源流としている民法典として歴史的に重要なのはナポレオンが制定したこのフランス民法典です。これは近代的な「所有権」という概念を確立したものでもあります。協議離婚を認めたりするなど、権利や義務といった事の観念を中心に考えられた民法典です。ナポレオンは自らの最大の功績というのは、戦争で勝利した事ではなく、民法典を制定したことであるという言葉を残しました。

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