民事訴訟法

概要

民事訴訟法というのは、民事訴訟における手続きの原則を定めた法律のことです。

民事訴訟法の歴史は古く、1890年までさかのぼります。この時の民事訴訟法は、ドイツの法学者によって起草されたものになります。

そこから少し時代が進んで、1926年に大きな改正が行われます。これはオーストリアの民事訴訟法典の影響を受けたものと言われています。そしてこれはほぼ70年もの間、一部が改正された程度で長い間使われてきました。そして平成の時代に入ってから新しい民事訴訟法が施行され、昔から使われてきた民事訴訟法は最終的に廃止される事になりました。

処分主権主義とは

民事訴訟法には処分主権主義という考え方があります。これは、訴訟手続の開始、審判範囲となるものの特定、訴訟手続きの終了といった事は、当事者による自律的な判断で行われるという原則のことです。

訴訟手続きの開始について

私人間の間で権利関係をめぐる紛争が発生した場合においては、当事者から「紛争を解決したい」という申立て(訴え)が無い限り、裁判所が訴訟手続を開始することはありません。

審理範囲の特定について

裁判所は当事者が特定した権利関係にのみ判断をすることになります。例えば、AがBに対して「一億円を支払って欲しい」という内容の訴訟があったと仮定しましょう。そして裁判所が審理を行った結果、「AはBに対して二億円を請求する権利が認められる」とされても、超過するぶんについては、訴えの対象ではない事から「訴えの通り、BはAに対して一億円を支払うように」としか言えないのです。

訴訟手続の終了

訴訟手続は、当事者の意思によって終了させることもできます。原告が訴えを取り下げたり、和解が成立したり、請求を放棄したり、請求の支払いに納得した場合、判決が無くても訴訟手続きを終了させられるのです。

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